宿泊施設の予約・販売管理システム「TL―リンカーン」を提供するシーナッツ(東京都港区)は4月、団体案件の管理を対象とした宿泊施設向けクラウドサービス「TL―GroupTravel」で、JTBが展開する団体用宿泊企画商品「ダイレクトAユニット」と連携し、双方向通信を開始する。FAX送信や、FAXからのデータ化を不要にし、システム上に手配情報を一元的に集約することで、宿泊施設と旅行会社双方の効率化を図る。
TL―GroupTravelは宿泊施設での団体案件の予約管理の効率化を図るサービスとして2018年12月から無料で提供を開始。進行中の案件の検索や抽出、集計、リマインダーなどの機能を搭載。システム化による情報の集約管理や案件の進捗(しんちょく)状態の可視化、ペーパーレス化による業務効率化を実現している。約1700軒の宿泊施設が導入している。
今回の連携により、宿泊施設とJTB間の団体手配に関するやりとりが、電話やFAXからTL―GroupTravelを通じた双方向通信へと移行が進む。
「宿泊施設との情報連絡に課題を抱える旅行会社の業務効率化を目指し、サービスの機能をさらに拡張していく」と同社は話す。
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